前回、sshでラズパイにログインできるようにしましたが、Xを飛ばせるともっと便利そうです。
とはいえXサーバ(PC側)はうちの環境では元々XQuartzが入っているので、ssh -X
でログインすればラズパイで起動したアプリがPC側に表示されるはずです。さっそく試してみましょう。
(便宜上ここからはPCのコマンドプロンプトを>
で、ラズパイのコマンドプロンプトを$
で表します)
> ssh -X pi@{ラズパイのIPアドレス} $ xeyes -bash: /usr/bin/xeyes: そのようなファイルやディレクトリはありません
あら、デフォルトではxeyesは入ってないんですね。rasbianだとx11-appsの中に含まれるようなので、インストールしてテストします。
$ sudo apt-get install x11-apps $ xeyes
こんな感じでキュートな目が表示されればOKです。
続けてカメラを繋いでみましょう。
私が買ったのは、こちらのHQカメラとamazonで売ってた適当なCマウントレンズ(リンクを貼ろうと思ったら在庫切れでした)です。
私の場合はレンズはテスト用で、本命はこちらの1.25"アダプタ経由での天体望遠鏡接続(どの程度見えるかどうかは後のお楽しみ)なので、とにかく安いレンズにしました。
天体望遠鏡 アイピース 1.25" to C マウントアダプタ
- メディア: エレクトロニクス
Cマウントは大昔のシネレンズに使われていたものらしいので、オールドレンズを漁れば深い沼が待ってると思いますが、現行製品でもTAMRONから発売されてるようです。
個人向けに販売してるかどうかは分かりませんが、中古でも良ければたぶん売ってるとこはあるでしょう。
閑話休題、もろもろ接続するとこんな感じになります。
こちらのドキュメントにあるように、静止画ならraspistill -o test.jpg
動画ならraspivid -o test.h264
とすると撮影できます。
ところが、これらの画像はラズパイに繋いだディスプレイには表示されますが、XクライアントではないのでPC側には表示されません。
軽くぐぐってみたところ、一発で絶望的な情報が見つかりました。
(意訳)picameraはframe bufferに直で書いてるんで、X11で飛ばすん無理
とりあえずX飛ばしときゃディスプレイ無しでもなんとかなると思ってたけど甘かったようです・・・orz