HPCメモ

HPC(High Performance Computing)に関連したりしなかったりすることのメモ書き

echo

みんな大好きなecho(1)ですが、最近Amazonから物理デバイスとして発売されたようですね。



しょうもないボケはさておき、Amazon Echoの発表と合わせてMusic Unlimitedという新サービスを開始するなど、スマートスピーカーの売り込みを頑張ってるようですね。
pc.watch.impress.co.jp

個人的には、ここ数年はAmazon Prime会員で特に最近はほとんど音楽はkindle FireからPrime musicの音楽を聴くばっかりという生活なので、echoはこのスピーカー機能だけでも買いたいんですが、ひとつ重大な問題があります。

amazon musicの検索機能がクラシック音楽に対して弱すぎる

発表資料のなかに「アレクサ、スピッツをかけて」なんてのが載ってましたが、クラシック音楽でこれをやるとたぶん使いものになりません。
というのも、曲名も人名も長すぎるのでメジャーな曲やら作曲者の場合こんな感じで俗称というか略語がついてるんですが、amazon musicで検索してもまったくひっかからないんです。
クラシック音楽の曲名の俗称の一覧 - Wikipedia

例えば、チャイコフスキーが作曲したヴァイオリン協奏曲は通常「チャイコン」と呼ばれますがこれで検索するとまったくひっかかりません。
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それどころか、チャイコフスキーで検索するのとTchaikovskyで検索するのでは結果が違うというていたらくです。
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また、ストラヴィンスキーが作曲した「春の祭典」という曲は「ハルサイ」と呼ばれてますが、これで検索するとナクソスから出てるネタアルバム「ハルサイとか聴いてるヤバい奴はクラスで俺だけ。」しかひっかかりません。
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amazon echo(に限らずスマートスピーカー)と音楽再生サービスの組合せには大いに期待してるんですが、このままでは「年末に第九でも聴くかー」という状況で「アレクサ、ベートーベンの交響曲第9番をかけて」と言わなくちゃならんようなコレジャナイ未来が待ってそうなので、今朝からひたすらAlexa Skills Kitのドキュメントを読み漁ってます。

https://developer.amazon.com/ja/alexa-skills-kit

音楽再生の要求に対して、検索キーワードを俗称ー>正式名称に変換するパイプを作れれば十分目的は果たしそうなんだけど、そういう機能は無いのかなぁ