HPCメモ

HPC(High Performance Computing)に関連したりしなかったりすることのメモ書き

VMwareからのUSB boot

USBメモリにArchLinuxをインストールして、ネイティブでもVM環境でも同じように使えるようにしよう!
ということで、前回はArchをインストールしてたのですが、実はVMPlayerは(VirtualBoxも)BIOSレベルではUSBメモリからのブートをサポートしてません。
この後、インストール後の設定をする時にVMwareから起動できた方が便利なので、ここで先にVMware playerからUSBブートできるようにしておきます。


この問題の回避策は以下の2パターンがありますが、今回はplop boot managerを使う方法でやります。*1

  1. USBメモリをRaw deviceのHDDとしてアクセスする
  2. plop boot managerのisoイメージでブートしてそこからUSBメモリブート


まずここのwebページからplpbt-5.0.14.zipをダウンロードして展開し、中に入っているisoイメージを取り出します。

http://www.plop.at/en/home.html

VMware playerを立ち上げて「新規仮想マシンの作成」→「OSをインストール」を選びます。

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インストール対象はとりあえず64bitのlinuxということにしておきました。*2

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ウィザードの最後の画面でハードウェアのカスタマイズができるので、仮想HDDやFDDは不要なので削除して、メモリの割り当てを増やします。
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さらに、isoイメージとして、最初に解凍して取り出したplpt.isoを指定します。
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これで、VMの完成です。このVMを起動するとこんな感じでブートマネージャが立ち上がるので、USBメモリをゲストOS側に接続した上で、USBメモリを選んで起動します。
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ちなみに、BIOS設定ではHDDがCD-ROMより優先になっています。
私のように既存の仮想HDDからUSBメモリへファイルをコピーしようと思ってる人は、BIOS設定のブート順を変更してCD-ROMがHDDより先になるように設定しましょう。


次はVirtualBox
と思ってたけど、なぜかUSBメモリを認識してくれないのでとりあえずVMware Playerの環境でインストールを終わらせることにします。

*1:Raw deviceとして扱うパターンもやってみてベンチマークしたいとこだけど、あんまりUSBメモリ上でIOベンチはやりたくないなぁ

*2:これって何かに影響するんだっけ?